■ ブランドをつくる「ブランドコミュニケーション」

まず、ブランド・アイデンティティ
これは「企業としてこうありたい、お客様にとってこういう存在でありたい」とあなたが思う“わが社のあるべき姿”や、企業や商品に込められる熱い思いのことをいいます。たとえば「無農薬有機栽培の美味しい野菜を、多くの人にもっと気軽に食べてもらいたい!」という八百屋さんなら、その情熱を源とする“魅力的な八百屋”としてのポリシーや、野菜に込める思い入れです。また、そのポリシーを実行するために必要な計画や労働力(たとえば無農薬野菜をできるだけ安く仕入れるための労力)などもここに含まれます。

次に、ブランド・シンボル
これは、商品・サービス・広告・ロゴマークなど、あなたの会社がお客様に向けて提供する“もの”や“情報”、“行為”のすべてを指します。
八百屋さんでいえば、商品であるこだわりの新鮮野菜たちを始め、店構え、看板、チラシ広告、そして野菜を買ってくれたお客様に「ありがとうございました!」という時の笑顔なども入るでしょう。

そして、ブランド・イメージ
これは言葉のとおり、お客様があなたの会社に抱くイメージのことです。
八百屋さんでいえば、お客様がお店に行った時に感じる雰囲気、店員の対応、品揃え、価格、買って食べた野菜の味などによって形成される、あなたの会社に対するイメージです。実際にお店に行かなくても、広告を見たり問い合わせの電話をしたり、噂を聞いたりしてイメージが形作られる場合もあるでしょう。

「ブランド・アイデンティティ」は、「ブランド・シンボル」を通してお客様のもとへ届き、それによってお客様の、あなたの会社に対する「ブランド・イメージ」がつくられる。
この一連の流れを ブランド・コミュニケーション といいます。

ブランドとは、「ブランド・コミュニケーション」によって生まれる企業や商品の“価値”です。「ブランド・コミュニケーション」が成立しなければ、ブランドは生まれません。つまり、いくらあなたに「こうありたい!」という熱い思い(=ブランド・アイデンティティ)があっても、それがお客様に知られて(=ブランド・イメージ)いなければ、ブランドは存在しないのと同じなのです。



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